2022年第14回開催

つながる青空市STORY❶

「9勝4敗」

  (365日の1日だけは晴れにして下さい編)

つながる青空市を始めてから11年。

イベントは今年で14回目を迎えます。

2011.3.11

の東日本大震災から

2ヶ月後の2011.5月に

まっ晴れの中 つながる青空市は始まった。

クラフト北前広場で8回。

前谷地近隣公園で5回。

つながる青空市を開催してきました。

青空市だから

晴れるに決まってる。

何の疑いもなく6回まで続けきた頃

イベント説明会の時

出店者さんのCRXに乗ってた○蔵さんから質疑応答で聞かれた。

雨降ったらどうするんですか?

私は自信満々で即答した。

晴れます❗️

今思えば何て無責任な主催者だったんだろうと

反省しかありません。

始めた頃はやる側の満足だけで

参加してくださる方々への配慮がまるでなかったように思います。

あの時 質問された

雨降ったらどうするんですか?

を  常に考えるようになった。

9月10月は台風シーズン真っ只中。

もしかしたら

一年中で一番お天気リスクのあるこの時季に

毎年つながる青空市は

お天気と勝負をしています。

9回晴れ。パラパラ雨あり。

台風25号で中止一回。

台風19号で順延一回。

ゲリラ豪雨に1時間半襲われた一回。

一日中降った一回。

つまり青空市は晴れ勝ちなのだ❗️

でも毎回 胃が痛くなるほど天気予報を祈るように見てしまう。

雨ならお客様の足元も悪くなる。

出店者様の大切なお品物にダメージが出てしまう。

晴れがいいに決まってる。

だから365日のうち

たった1日だけでいいから晴れて下さい。

お願いですから

晴れて下さい。

大切なお客様

大切な出店者様

大切なボランティア様

大切なスタッフ様

みんなの想いを

どうか叶えてください。

9月18日は

青空のもと 開催出来る事。

心から祈ってます。

青空市。

沢山の笑顔で被災地に想いを贈りたいと願っています。

晴れ女。

実行委員長より。

つながる青空市STORY❷

  戦力外通告

 『言う事 全く聞かない人達』編

つながる青空市の実行委員は20名。

関係者さんは120名以上。

で編成されています。

私が常日頃から口うるさく言い続けている事。

誰がどれだけではなく

出来る人が出来るコトを。

青空市は1日だけど365日毎日が青空市。

だからイベント当日に

ステージに立てなくても 

何も悲観することはない。

だってイベント前後 見えない所で

頑張ってるから。

なのに何度言いきかせても

力になれてないと言う。

聞き分けのない 全く言う事聞かない人達。

コロナ時代に突入して3年。

何となく他人事に思ってたのに

コロナはすぐ近くまで来るようになった。

そしてついにつながる青空市まであと1週間。ラストスパートがんばろう❗️💪と思った矢先に側近の当店スタッフの家族がコロナにかかってしまった。

幸い6人家族のかかった4人は軽症で彼女は陰性。

ギリギリつながる青空市当日には

解禁日になる。

でもギリギリでは責任は持てない。

だから

断腸の思いで彼女には

「戦力外通告」

を言い渡した。

誰より長く 誰よりつながる青空市を知り尽くしてる彼女にとって

悔しい通達だったと思う。

実行委員の当日参加出来ないメンバーもそうだ。

松島の人。盛岡の人。

来れないメンバーは悔しくて悔しくて悔しくてって思ってると思う。

でも影で沢山 チカラになってくれてる事。

一人一人の想いの深さ。

同じ方向を向いているコト。

ちゃんと 「カタチ」に

なってるコト。

誇りに思って欲しい。

支援して下さってる方々もまたそう。

毎年毎年 無理はしないで下さいと言ってるのに。

言う事聞かない。

被災地にいるくせに支援品を大量に送ってくる人。

実行委員なのに協賛金 入れる人。

少しですけど

と 大切な商品 送料かけて送って来る人。

少額ですけど と 送金手数料かけて振込する人。

みんな 無理して

みんな 気持ちを寄せてくれる。

みんな 誰かの為に何かをしたい。

きっとそぅなんだろうね☺️

そんな言う事 ちっとも聞かない人達に 支えられて

つながる青空市は続けていられます^ ^

戦力外通告の

2軍選手達は まだまだ6年続く

つながる青空市の為に

ブルペンで想いを温めていて下さい^ ^

そしてたくさんのリリーフ陣に

支えられて

第14回つながる青空市は

開催いたします🥰

毎年ギリギリな実行委員長より。

リリーフ陣に 愛を込めて💕

つながる青空市STORY❸

 あなたの信念

     『草の根の活動』編

今年も約130通のお手紙を

白ヤギさんから黒ヤギさんに送った。

ある日 ある黒ヤギさんから1通のお手紙が届きました。

直筆の達筆な3枚綴りのそのお手紙には

「あなたの信念はたいしたものです」とあった。

その一行を読んだ時

涙がとめどなく流れてきた。

その信念は

沢山の人を巻き込んで

沢山の人に負担や迷惑をかけてきたんじゃないかな?

その信念は単なる意地で

その信念はどこかわがままなんじゃないかな?

と 自問自答をしてたから。

だけど

その一行を読んで

凄く救われた気がしました。

某ガソリンスタンドを手広く手掛ける黒ヤギさんとの出会いは数年前。

貧乏団体 つながる青空市に

助成金を下さった事がきっかけでした。

東日本大震災の直後は

色々な支援や助成金制度があったり 募金箱もあちこちにありました。

震災10年を皮切りに

あちこちにあった募金箱は消え

支援や救済制度はほとんど無くなってしまった。

まだまだ復興はしてないのに。

まだまだ支援は必要なのに。

NHKのTリポーターが

言ってくれた

つながる青空市のような

草の根の活動こそが

これからは大切なのでは?

と。

多額の寄付は出来ないけれど

身の丈しか出来ないけれど

私も何かしたい

って思ってくれてる人が沢山いるコト。

そんな想いを持ってくれてる

方々と

これからもつながる青空市は

草の根の活動を 続けて行きたいと思います^ ^

今年も

白ヤギさんからお手紙ついた♪

黒ヤギさんったら

読んで応えてくれた☺️

そんな黒ヤギさん達に支えてもらった白ヤギは

これからも草の根を食べながら活動を続けて行く事をお約束いたします。

14号 ギリギリじゃない?

今年も胃が痛い実行委員長より。

つながる青空市ラストSTORY

【用のない電話】

  「古材からの贈りモノ編」

ある秋晴れの日。

ある方から一本の電話がありました。

もしもし お変わりないですか?

特に用はないのだけど

今日の青空を見たら貴方を思い出してねぇ。

私は何だか凄く嬉しくなった☺️

メールやライン 電話は用件があって使うモノ。

だけど 用のない電話ってこれほど嬉しいモノなのかって☺️

それはきっと気持ちに余裕があって時間に余裕があって

するものだと思ってだけど

気持ちに余裕がなくても

時間に余裕がなくても

ほんの少し 気持ちがあれば

出来るコト。

そんな素敵な贈り物が出来る人になりたいなって。

そんな風に思えた日になりました^ ^

つながる青空市は沢山の方々に支えられています。

毎年 協賛してくださる方々に

心のこもった 青空市らしいお返しがしたくて

つながる青空市にも出店して下さった事のある北海道の作り手さんにお願いをしてみました。

私のお願いは…

コースターを作りたい。

出来れば廃材で

青空市だからこそ

捨てるはずのモノに息を吹きかけて 最後は自然に還るモノ。

自然のサイクルがつながるように…。

作り手さんが応えて下さったのは

集落の会館を解体した時の古材。

被災地 大槌の吉里吉里国の間伐材。

それから数ヶ月後

つながる青空市からみなさまに

心のこもったあったかいコースターが出来上がりました^ ^

コースターには

一年かけて作ったつながる青空市のハートのロゴが入っています。

ロゴマークのモチーフは「あ」

一番最初に始まる文字、

青空市の頭文字、

関係者の愛の頭文字、

傾いているハートは、どんな形でも心が繋がっている様をあらわし、手書きにすることで、そのあたたかさを表現しています。

そんな想いで作ったハートの青空ロゴマーク💕

続けていられるのは

沢山の方々が支えて下さるから。

続けられているのは

沢山の方々の想いがあるから。

つながる青空市は子供達が18歳になるまであと6年続きます。

どうかみなさま

縁の下から支えて下さいね^ ^

今年も無事に開催出来ました事。

改めまして心より感謝申し上げます。

みなさま 本当に本当に

ありがとうございました。

令和4年11月

  つながる青空市実行委員会

追伸。

私も誰かに 用のない電話をかけてみようかな。